ギャップ3 等間隔で距離を取った位置

皆さんこんにちはfootballpossessです。

今回もギャップシリーズやっていこうかなと思います。

ギャップ2 三角形の外心で受ける の続編です。

まだ見ていない方は先に2を見て下さい。

前回は三角形の外心でボール受けようと話をしましたが、今回はその外心で受けられない場合はどうしたら良いのかという部分を解決していきたいと思います。

では具体的にどの様な場面があるでしょうか?例を見てみましょう。

例1 相手ディフェンス同士の距離が近い且つ、ボールホルダーとの距離が遠い時

少し極端にしましたが、この様な密接した空間且つ、ボールホルダーとの距離が遠い場合、その場でボールを受けるのは、ほぼ不可能です。というよりも普通はそこにパスをする選択はしないですよね(笑)敵を引き付けているという点では、合格かもしれないですが、パスはまず引き出せません。

例2 パスコースを敵が塞いでいる

これはよく試合で起こり得るケースでは無いでしょうか。敵は中央にボールを通させたく無いので当然この様に縦を切ったディフェンスをします。この状況でパスを出してもパスが通らないのは一目瞭然ですね。

ではこの状況でフリーでパスを受けられる方法はどうすれば良いのでしょうか?

下の図をご覧下さい。


外心から出でいます。前回の記事を見て頂いた方は「え?」と思うかもしれませんが、ここでのポイントは

近くにいる2人のディフェンスとの距離は等間隔に保ちます。

等間隔に位置取りをするという考え方は変わりません。

引き付けるディフェンスの数は外心で受ける時より少ないため、フリーで前を向くには非常に適しています。

また、こんな場面でも活用出来ます。

横や斜めからボールを引出したいが、パスの軌道にディフェンスがいる場合、ポジションを下げる事により、パスをフリーで引き出すことが出来ます。

上記で紹介したボールの受け方は1例に過ぎません。他にもこの方法で色々な引出し方がありますが、考え方は同じなので、状況に合わせた受け方を随時考えていきましょう。

スペインやバルセロナの選手がフリーで前を向くのが上手い理由はこの様な受け方を徹底しているからです。試合中でもこの受け方は最も多用しております。もし、興味があって、時間があれば、この様な受け方をしているか見てみて下さい。意図的にその様なポジショニングをしているのがわかります。

また、前を向き、試合を安定させるために、初めからこの位置にいることも出来ます。受け場所一つで試合の状況をコントロール出来るので覚えておきましょう。

この場面ではメッシからシャビへパスが出ますが、シャビは相手2選手と等間隔にポジショニングを取っています。

その結果シャビはフリーで前を向き、顔を上げる余裕まであります。細かいことですが、この繰り返しを行うことが大事なのです。

皆さんも、機会があれば是非試して見て下さい。

今回はこの辺にしておきます。ではまた。