角度5 斜めで受けて三角形を作ろう

皆さんこんにちは。footballpossessです。

今回も角度やっていこうかなと思います。

角度4 バックパスでやり直そう

の続きになります。

今回は斜めで受けて三角形を作ろうをやっていきたいと思います。

角度の回では最重要内容になります。

なぜ最重要内容かと言いますと、

角度2 縦でボールを受ける 角度3 横でボールを受ける 角度4 バックパスでやり直そう

の内容を全て満たす方法が斜めで受けるです。

結論からいうと、斜めで受けるということは攻撃の場所を変えつつ、縦に攻めたり、やり直しをする事が可能だからです。

ディフェンスの立場からすると、一度のパスで複数の対応を余儀なくされます。ボールは横に動いている為、ディフェンスは横にスライドしなければなりません。また、縦にも動いているので、厳しいプレスにもいかなければなりません。また、後ろにも動いているので、体制を立て直しつつもボールに相手に寄せていかなかればなりません。複数の動作を伴うので、速い判断と行動が遅れると陣形が崩れ、危険を招く可能性が高いです。ボールの奪い所が読みづらい点も挙げられます。

攻撃側に言い換えると、相手を常に動かしながら攻めたり、やり直したりする事が出来るので、試合を優位に進める事が出来るのです。

もしディフェンスが動かなければ、ズレが生じているので、縦パスが入りやすくなり、チャンスに繋がります。実は試合終盤になると疲れが生じて、この様なケースが多々見られます。ですので基本的なボールの動かし方は斜めが良いでしょう!

次に斜めで受ける利点としては、視野の確保がしやすい点にあります。

縦パスや横パスで受ける際はどうしても、ボールがくる方向に意識が集中してしまう為、本来把握しなければならない、背後、寄せてくる相手、味方、スペース、ゴールを見落としてしまう可能性が高くなります。(訓練で見る様にしましょう!笑)

ですが斜めで受けるとなると、後ろから寄せて来る相手やゴールは間接視野に入りやすくなります。また、全体を見渡しやすくなるので、その場のプレーに必要な情報を得られやすくなります。

また、斜めで受ける際はサイドステップやバックステップで受ける事が多くなるので、必然的に周りを見る様になるのです。(サイドステップ、バックステップでの受け方は別の回で詳しく後述します)

つまり、視野を確保する機会が増える為、不要なボールロストは減り、よりセーフティー且つ精密なプレーに繋がるメリットがあるという事です。

最後の利点は味方同士で三角形を作成出来やすい事です。

なぜ三角形を作ると利点になるのでしょうか?

①パスコースを複数確保できる。

味方選手全員が常に斜めで受ける意識があると、自然と多くの三角形が作られます。

一つの三角形だけでも2つのパスコースが生まれますので、パスの選択肢は既に2つある事になります。

もし逆を向いて三角形が生まれているなら、さらに2つパスコースが出来ているという事です。

この時点で4つの選択肢がある訳ですから、相手ディフェンスはどこにパスが出るのかが絞りづらい事になります。

深くご説明致しますと、ボールの奪い所を選定しづらくなるので、味方選手の意思疎通が難しくなるのでむやみに飛び込むことが出来ません。

もし、一人が身勝手なプレスをすれば、広大なスペースと相手に数的優位を与えかねない状況になるのです。

つまり、ボールホルダーの周りに三角形が多いという理由だけで、ボールを奪われ辛いという状況が生まれているのです。

その状況を理解しているとより落ち着いたプレーを行う事ができる事に繋がるのです。

また、複数の三角形があるとパスを受けた後にも、既に三角形が存在していますので、次のパスの選択も事前に素早く決めることもできます。

判断が速いと素早くボールを動かす事ができ、チームにリズムを与える事にも繋がるでしょう。

②三角形は相手ディフェンスのプレスを剥がしやすい

三角形でのパス回しは相手ディフェンスのプレスを剥がしやすい特性があります。なぜかというと人間は90度以下の鋭角の方向は一度足を止めなければ曲がれないからです。

角度3 横でボールを受けるで少し話しました。

ただでさえ、ボールは人よりも速いのに、その上、足を一度止めなければならないとなると、ボールを追っていた相手ディフェンスはボールに追いつくことはまず不可能です。別のディフェンスに託す事になるでしょう。

詳しくはパスでボールを動かす理由を見て下さい。

即ち、相手のプレッシャーを掻い潜るのに、三角形を作れることは大きなメリットになるのです。

まとめ

斜めで受けるというだけで、たくさんのメリットがあります。試合を優位に進められることは間違い無いですので、是非多様し試合をコントロールできる様になりましょう。

今回はこの辺りにさせて頂きます。では失礼致します。

角度4 バックパスでやり直そう

どうもこんにちは。footballpossessです。

今回も角度やっていこうかなと思います。

角度3 横でボールを受ける 

の続きになります。まだご覧頂けていない場合↑↑のリンクからご覧下さい。

今回はバックパスを受けようという事で、バックパスにはどの様な効果があるかご説明させて頂きます。

結論から言うと

①前を向いている選手にボールを預けられる

②ディフェンスのチェックを遅らせる

③攻撃の人数を整える

が主な効果があります。

①前を向いている選手にボールを預けられる

バックパスは文字通り、後ろの選手にボールを預ける方法です。通常サッカーでは相手ゴールの方向に体が向いているので、バックパスをする事で自動的に前を向いた状態を作る事が出来ます。

相手のプレッシャーが厳しく中々前を向くのが難しい場合は一度バックパスを選択するのは良い方法だと思います。

確かに相手ゴールからは遠ざかってしまいますが、ボールを下げた分、相手との距離が取れた状態で前を向けるので、視野の確保や本具ボールなどの選択肢が増えるのがメリットになります。

このまま前に進んでもゴールに繋がらなそうと感じたら、パックパスを選択し、攻撃の方法を変えるきっかけを作り出す事に繋がります。

3歩進んで2歩下がるという歌がある様に前に進む為には後ろに下がるという方法をとって見ましょう。

②ディフェンスのチェックを遅らせる

ディフェンスの最優先順位はゴールを守る事です。ですのでディフェンスにとってマークを優先するのはボールホルダーより自陣のゴールに近い選手を捕まえようとします。危険でないところは後回しって事ですね!

角度1 角度がもたらす意味

ディフェンスの優先順位や試合スピードにつきましては↑↑のリンクをご覧ください。

言い換えると、自陣のゴールから遠ざかる位置する相手選手はマークの優先順位が低くなる為、プレッシャーが少し甘くなります。

もし何も考えず、バックパスで下がったボールをがむしゃらに追えば、スペースを与えてしまう且つ、元々付いていた相手選手のマークの意識が薄くなり、危険を招く可能性が高くなります。

さらにディフェンスはボールが自陣から遠ざかれば、陣形を整えながら押し上げを測りますので、攻撃側は押し上げられた分の裏のスペースを使うという選択肢が増える事になります。

相手ディフェンスがコンパクトに保たれ、攻撃が滞っている場合、バックパスでスペースを作成する考えを持ちましょう。

攻撃側はディフェンスの優先順位を理解した上でバックパスを行えば、自分たちのやりやすいリズムやスペースを作り出す事が出来るのです。

③攻撃の人数を整える

ボールを縦に入れれば入れる程、ゆっくりドリブルしない限り、ボールホルダーより前の味方選手は減っていきます。

角度2 縦でボールを受ける

詳しくは↑↑のリンクを見て下さい

味方選手が減るということは、攻撃のバリュエーションが減少する事に繋がります。高い技術や得点能力が高い選手でない限り、ゴールを奪うのは難しくなります。

サッカーでは部分的に数的優位を作り出す事で、試合を優位に進める事が出来る為、ゴールを奪いたいのにボールを前に進めてゴールを奪いづらくするのは矛盾した行動になります。

そこで考えたいのがバックパスです。

味方の攻撃人数が減ったならば、意図的に作りだせば良いのです。

ボールが下がった分、ボールを持って良いない味方の攻撃選手が新たなボールホルダーより前に来る事が出来ます。

また、後ろから攻め上がる選手のための時間を稼ぐ事が出来ます。

つまり、バックパスをする事で攻撃の人数を意図的に増やせる事が出来る訳です。

攻撃の人数が増えれば、攻撃のバリュエーションが増える事に繋がりますし、部分的に数的優位を作ることも可能になります。(ディフェンスが戻ってくる時間も作ってしまうデメリットがあるがその後の数的優位の作成や無駄なボールロストが減るメリットがある)

この様に数的優位を生み出す為、攻撃のバリュエーションを増やす為にバックパスを使って見ましょう。

まとめ

バックパスはゴールから遠ざかる為、使用するには少し躊躇いがありますが、ゴールを奪う為、試合を有効的に進める為には有効的な手段です。

試合展開が詰まったり、自分たちのペースで試合を進められない場合は、一度立ち止まって考える為にもバックパスを使って見ましょう。

今回はこの辺りにさせて頂きます。ではまた。

角度3 横でボールを受ける

皆さんこんにちは。footballpossessです。

今回も角度やっていこうかなと思います。

角度2 縦でボールを受けるの続きになります。

横でボールを受ける目的は

①攻撃の場所を変える

相手ディフェンスのプレスのスピードを変える

この2点を抑えていきましょう。

まず、①攻撃の場所を変えるですが、

ディフェンスの一番の目的はゴールを守ることにある為、縦パスを防ごうと考ええポジショニンングを取り、縦パスを防ぐ為に人数を割きます。その為、ディフェンスのポジショニンングの状態が良いと、攻撃側は縦パスを入れるのが難しい訳です。

そこで、考えなければならないのは、縦パスを入れる為には、ディフェンスの薄い所にボールを動かしていきたいのです。

その為に必要なのが横パスです。

サッカーでは試合に出場する人数が決まっていますので、部分的に数的有利を作っていく必要があることは以前ご説明させて頂きました。

ギャップ1 ギャップで受ける理由

宜しければ↑↑に書いてあるので見てください!

数的有利の場所にボールを動かす為にボールを動かして攻撃するのが目的の1つです

 

上の図では中央でボールを持っている場面ですが、中央はゴールを守る為に、より、コンパクトになっています。ピッチを縦に行ったり5分割した5ラインで考えると端のサイドと端のサイドの隣のエリアがディフェンスが希薄だということがわかります。縦にボールを入れる為には、このエリアにポジショニングを取り、ボールを受ける必要がある訳です。

余談ですが、グアルディオラの5ライン理論だと、中央とサイドの間のスペースを有効的に使って攻撃するのが効果的だと謳っております。

②相手ディフェンスのプレスのスピードを変える

攻撃は基本的に縦パスを入れて前に進んでいきますが、縦パスは、ディフェンスを引き付けやすい性質があります。

角度2 縦でボールを受ける

詳しくは上記のリンクを見てみて下さい。

人間は走りながら鋭角に曲がる際、一度足を止めなければ曲がることは出来ません。ですので、ボールを奪おうと真っ直ぐ走ってきた選手が横に曲がりボールを奪うとなると足が一瞬止まります。その分スピードが減速しますので、ディフェンスは後手後手に回る事になります。

その為、ディフェンスはボールを奪うのを一時的に諦め、陣形を整えることを考えたりするのです。

ディフェンスがボールを奪うのを諦めると、攻撃側は余裕が生まれますので、次の選手は的確な判断を持って次のプレーに臨む事が出来ます。

ですので、厳しいプレッシャーを剥がしたり、試合のテンポを遅くする為に横パスの選択が必要になります。

ボールの受け手は試合のスピード感や相手のプレッシャーの受け具合を把握し的確に横にポジションを取ることで、ボールの逃げ道を作ってあげることが出来るのです。

まとめ

横にボールを動かすことは最短距離でゴールに近づくことは出来ませんが、急がば回れということわざもある様に、効果的に相手ゴールに近づきことが出来る特性があります。

例えば、横パスをを受けた先が、ディフェンスがかなり希薄ならば、すぐに縦のスルーパスを入れて、一気にゴールに近づきことも出来ます。

効果的に横パスを入れ、縦パスの威力を最大限に高めたり、相手のディフェンスの寄せのスピードをコントロールして見ましょう。

今回はこの辺りにさせて頂きます。ではまた。

角度2 縦でボールを受ける

どうもこんにちは。footballpossessです。

今回も角度回やっていこうかなと思います。

角度1 角度がもたらす意味 の続きです。

まだご覧になっていない人がいらっしゃれば先に上記のリンクからご覧下さい。

今回はのテーマは縦パスの意味を掘り下げていきます。

サッカーで相手のゴールに向かうに当たって縦パスは必須です。

横パスやバックパスだけでは、一生相手ゴールに近づけませんからね(笑)

では、縦パスが意味するものは何でしょうか?

それは、試合の展開が大きく変わるということです。

ここでの試合の展開とは、

①試合のスピード、

②相手のディフェンスの仕方、

③ボールに対しての味方の人数

を指します。

まず、①試合のスピードから解説致します。

縦パスに伴う試合スピードですが、

縦パスが入れば入るほど、試合のスピードは速くなります。

理由は、ゴールに近づけば近づくほど、ディフェンスはプレスを厳しくし、相手をゴールから遠ざけようとするからです、そうなれば、ディフェンスの移動スピードも必然的に速くなります。

攻撃側はこのプレスを回避しなければならないので、パスのスピードを上げたり、パスの本数を増やすなどの工夫が必要になります。

上記の図は相手ディフェンスの陣形(4−4−2)を表したものです。

赤に近づくほどディフェンスか過敏になります。特に真ん中は、ゴールにより近いですから、厳しいエリアになります。

また、ボールが縦に入れば入るほど、守る人数も減っていきますから、より厳しい対応になります。攻撃側は相手ディフェンスの数やスペースを見ながら相手ゴールに迫っていく必要があります。

上記のことから必然的に試合の展開が変わっていくわけです。

②ディフェンスの仕方

縦パスが入った時はディフェンスにとって、ボールを奪うチャンスです。なぜなら、攻撃側は後ろから来たボールをゴールに近づける為には、ターンをするという作業が必要になるからです。

ディフェンスにとってはターンの瞬間はボールを奪う絶好の機会です。無防備な状態でボールを自らに近づけてくれる訳ですから、ここを狙わない手はありますん。

つまり、縦パスはディフェンスに寄せられやすい訳です。

ですが、裏を返せば、縦パスは、ディフェンスを引き付けやすいという効果がある訳です。

これはボールを回す上では絶大な効力を持ちます。

ディフェンスは寄せるということは、そこにスペースを与えてしまうということ、また、第2、第3のディフェンスもそこでボールを奪おうという意識も芽生えるので、オフェンス側はそこでターン出来なくても、ボールを下げたり、よこに出すことによって、次や、次の次にボールを受ける人が楽にプレーができるというメリットがあります。

上の図では縦パスが入りましたが、前を向くのは難しい状況です。ですが、右サイドの選手にパスを出せば、その選手はフリーでプレー出来ます。

さらに、深掘りすると、縦パスで受けられる場所にいると相手ディフェンスを釘付けにするということも出来ます。ゴールに近い場所でボールを受けられるのはディフェンスは嫌なので、そのマークを外す訳にはいきません。つまり、ディフェンスは動けなくなる訳です。

ディフェンスの厳しいプレスを掻い潜りながら、ゴールを近づける為に上記の特性は是非理解しておきましょう。

③ボールに対しての味方の人数

これは単純ですが、ボールが前に進めば進むほど攻撃出来る人数は減っていきます。

その分数的不利になりやすいので、ボールを失うリスクが増える訳です。

縦パスが入った上で数的優位を作り出す為には、味方が上がれる、良い位置を取れる時間を作らなければなりません。

そこで、縦パスを受けたら、次も縦パスを考えるのではなく、一度横パスやバックパスをするか、ゆっくりボールを運んでいくなどの方法を取らなければなりません。

上記の様な工夫をしないと不要にボールを失う結果に繋がり兼ねません。

縦パスの次に縦を考えるのは非常にリスクになるので、よっぽどチャンスの状況か、自分の力量がすぐれてない限りは、別の方法を取る方が良いかもしれません。

①試合のスピード、②ディフェンスの仕方、③ボールに対しての味方の人数 を踏まえ、良いタイミングで縦パスを受ける方法を受け手は考えなければなりません。

横パスが多いな、であったり、相手ディフェンスを寄せたいな、であったりするタイミングを図って縦パスを受けて見ましょう。

今回はこの辺りにさせて頂きます。ではまた。

角度1 角度がもたらす意味

どうもこんにちは。footballpossessです。

今回は角度編やっていこうかなと思います。

以前、ギャップで受けるをやりましたが、ギャップで受ける意味はフリーで受けるための方法論でしたが、角度がもたらす意味は相手ディフェンスをどう動かすかになります。

パスの方向や順番で相手ディフェンスを自由に動かす事ができます。

なぜこの様な事が可能かというと、ディフェンスには守るための優先順位があるからです。

その優先順位を逆手に取る事で攻撃側は試合を優位に進めていく事ができます。

ディフェンスの最優先事項はゴールを守る事です。ボールが自陣ゴールに近くなればなるほど、激しくプレッシャーをかけたり、ゴールへのケアをする様なポジショニングを取ります。

これを攻撃側に言い換えると、ボールが縦に入れば入るほど、相手ゴールに近づけば近づくほどボールを自在に繋ぐ事が難しくなります。また、全体を見れば、試合展開は速くなります。

逆にボールを横や後ろに繋げば繋ぐほど相手ディフェンスは対応が疎かになりがちで、試合展開は遅くなります。

これらがまず角度を理解する上での最初のステップです。

また、縦、縦、縦や横、横、横の様に同じ方向のパスが続くとディフェンスは守りやすくなります。

なぜなら、守る方は同じ方向を向いて動けば良いので、ポジションを取りやすくなるからです。

横、横、横と繋いでいると間合いが詰まってしまい、縦にボールを入れづらくなるなんてケースはよく見るのでは無いでしょうか。

そこで必要なのは、縦に入れたら、今度は横、次は、斜め、後ろの様に角度を頻繁に変える事です。そうする事でデイフェンスも同様に後ろ下がったり、横に行ったり、斜めに行ったり、縦に行ったり、するのでディフェンスラインを整いづらくすることが出来、フリーなスペースを生み出すことができるのです

パスの方向は受けての場所で決まるので、角度を意識したポジショニングを考えてディフェンスを自由に動かし、試合を支配しましょう。

今回はこの辺にしておきます。ではまた。